

多くの語学学校は半年ごとにコースを設けています。厳密に言うと、夏休みや春休みもあるので、まるまる6か月ではありません。20週前後で1コースが終わるところが多いようです。その半年間だけは、「何をおいてもまず英語」で暮らすことにします。この期間は、お休みの日曜日も、買い物に行ったり友達と会ったりするのをやめて、英語の勉強に集中します。クラスで出た宿題は、どんなに時間がかかっても、いつも完璧にこなしてゆくこと。それ以外にも、新聞でもテレビのニュースでも、自分の知っている方法でできる限りの勉強をしてみることです。この機会に、新しく出てきた単語は、全部覚えてしまいましょう。そうすればきっと英語は上達していくはずです。
G君の第一志望は早稲田の商学部。現役のときは、明治の商学部に合格、早稲田の商学部は不合格でした。彼は大手予備校の特待生となり、一年間勉強しました。しかし一年後の結果は、やはり明治合格、早稲田不合格でした。ようするに、その大手大学受験予備校では、G君は自分の弱点を見つけることができず、その克服に取り組まなかったために、一年間も勉強しながら学力が向上しなかったのです。明治の商学部も早稲田の商学部も受験科目は同じです。求められる学力に大きな差があるわけではありません。明治に合格したG君が、一年間勉強してもほとんど学力が伸びなかったのは、予備校選びに失敗したためです。「何をやるか」「そのためにはどの予備校でやるか」という戦略が間違っていたのです。医学部受験生の中には、何年間も浪人を繰り返す生徒がめずらしくありません。彼らに共通しているのは、とにかくまじめであるということ。「努力は報われる」という言い方があります。もちろん長い人生においては、「努力は報われる」とはすばらしい格言でもあるでしょう。しかしこの言葉は、こと受験に関しては危険な言葉になるのです。
昔子どもだったころ、背伸びしておとなの本を読んだことはありませんか?おとなの文章を子どもが読解するには、未知の部分、難解な部分を少しでも自分か知っていること、わかること、想像できることに結びつけて読んでいくという作業がどうしても必要です。そしてそのときに、がぜん生きてくるのは、いろいろなことを知っていたり、体験していたりする、その子どもの総合力、雑学的な知識のようなものだと思います。学校の休みに旅行に連れていってもらったり、キャンプにいったりして得られる実体験。テレビやビデオ、映画などを通して得られる疑似体験。コンピューターグラフィックを駆使して、実際には見ることができない世界でも映像化し、説明してくれる時代ですから、そういう疑似体験の世界も子どもたちにとって印象的なはずです。
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